yahoo_stort.jpg

speaker8.png

スピーチを覚える時間がない!

長い原稿を全て頭の中に入れておくのは至難の業です。説得力のあるスピーチをするには、アイコンタクトで話せるように原稿を覚えることは勿論、息継ぎやポーズなどの言葉のセンテンスを考え、聴衆と心が通じ合うスピーチを心がけなくてはなりません。原稿を覚える時間を“演じる”時間に充て、十分なリハーサルをしましょう。
プロンプターを使用することで、自然にアイ・コンタクトができ、下を向いて原稿をチェックしたり、確認するという作業は必要なくなります。

g_ber.png

fuji_pro3.jpg

プロンプターの原稿制作・編集のテクニック!

生前アップル社長の「スティーブ・ジョブス」氏が2005年6月12日に行ったスタンフォード大学「卒業式祝賀スピーチ」の原稿を例に具体的な原稿編集テクニックを解説致します。

下記がジョブスのスピーチを日本語に訳した原稿になります。

 

「本日は世界有数の大学の卒業式に、皆さんと同席でき、大変光栄に思います。実をいうと私は大学を卒業していないので、これが卒業式に最も近い体験となります。本日は、私の人生から3つの経験談をします。ただそれだけです。たった3つの話です。」

 
「最初の話は“点をつなげる”という話です。私はリード大学を半年で退学したのですが、その後正式に学校を出るまでの18ヶ月間、授業に出ました。それではどうして辞めたのか?それは生まれる前に遡ります。」



原稿を必ず「話し言葉」に作り直します。

文章には「書き言葉」と「話し言葉」があります。 新聞や本などで使われる書き言葉は、綿密な情報を盛り込むことができますが、 その反面、抑揚が付けにくく、棒読みな印象を与えてしまいます。 また、書き言葉が読み上げられるのを聞いていると、集中できず眠くなってしまいます。

これでは聴衆に伝わらない。「読まされている」という感じが出てしまいます。書き言葉で書かれた「スピーチ原稿」をいくら練習したとしても、なかなかよいスピーチにはなりません。プロンプターを使う使わないに限らず、基本的なスピーチの構造をしっかりと踏まえて、原稿を「話し言葉」で作る事が大切になります。勿論、単にやさしい「話し言葉」にするのではなく、スピーチする人のキャラクターに合わせた言葉使いを選ばなくてはなりません。



txt_1.png

g_ber.png

fuji_pro4.jpg

フレーズごとに区切り線を入れた原稿を作る

まずは、ワンフレーズごと読み直し、息継ぎのタイミングを計り、ワンセンテンス単位で上手く喋れるように練習します。

いっきに読まず、要所要所できちんと息継ぎをする。

文章と文章の間にポーズ(間合い)を入れる。特に「オープニング」「ボディー」「クロージング」の三つの部分の入りや締めくくりなどは、間合いを十分に取ってスピーチします。特に重要なメッセージの部分は、抑揚などを意識して原稿を作ります。
聴衆にとってスピーチは耳で聞いて理解しなければなりません。質疑応答などのないスピーチは、紙に書かれた文章以上にシンプルに分かりやすさが求められます。



txt_2.png

g_ber.png

fuji_pro5.jpg

プロンプターソフトに原稿を入力・編集作業

息継ぎの箇所ごとに改行する。
ポーズを取るところで、一行スペースを空ける。
話題が変わるところでは、二行のスペースを空ける。
必要であれば文字に色を付け強調(重大な部分や抑揚)する部分を作る。

ワンセンテンス単位で改行しスピーチしやすいようにセンター合わせで表示させます。
カード単位で原稿を表示させる場合は、スピーチ原稿の内容に合わせ前後の原稿内容に適した部分で、改ページにするように調整します。

また、スクロールの場合、文字の大きさで一画面に表示できる文字数が決まりますので、あまり大きな文字で表示させると、スクロールスピードが速くなり、読みづらくなりますので注意が必要です。
 
普段、早口の人は、スクロールスピードでスピーチ全体の速度を調整することも可能です。リハーサルを十分に行い余裕のあるスピーチができるようスクロールスピードを検討しましょう。



Steve Jobs.jpg

txt_3.png

実際に声を出してゆっくり読んでみて下さい。

一気に読まず、改行の部分では言葉を大事にして、「卒業式に」「同席でき」「光栄に思います」という部分をしっかり伝えます。ほんの少しの「間」をとります。

「段落の間」のあるところでは意識して長めの間を取ります。

「今日は 私の人生から3つの話をします~」この部分は、少し抑揚(強調)を付けて読むと良いでしょう。(声のトーンなどを変える)

この様にプロンプターの原稿をベタ打ちではなく、センテンスを大事に改行していくことで、言葉の持つ意味がはっきり伝わり、聞く側には内容が理解しやすくなり、説得力が増します。

内容の良いスピーチ原稿を作ることは勿論ですが、プロンプターのハーフミラーに表示する原稿レイアウトの作り方次第で、スピーチの「間」の取り方、強調、話すスピードなどを自然にコントロールすることができます。読みやすい原稿レイアウトは、スピーチする人に余裕が生まれ、その結果として、姿勢や表情、ジェスチャーなどの振る舞い方にも気が配れる様になります。

スピーチ原稿に即した、良い原稿レイアウトを作ることが「プロンプターを使ってスピーチを成功させる」秘訣になります。

g_ber.png

prompter_speech.jpg

→「アイコンタクト」について、詳しくはコチラをご覧下さい。
仕事ができる人の黄金のスピーチの技術 西野浩輝著 東洋経済新報社