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スピーチにより、人々に未来の夢とその実現の為の力を与えます。
言葉は人々の心を動かす力があります。
その一言が歓喜を生み出し、その一言が人々を絶望の淵に追いやります。
政治家や経営者はもちろんのこと社会の指導者、チームや組織のリーダーなど、
彼らには今、人の心を動かす「スピーチ力」が期待されています。

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 演説・講演、記者会見、国際会議などのフォーマルなシーンでのスピーチでは、「聴衆と心が通じ合うこと」が最も大切です。そのためにはスピーチをしながら聴衆と目を合わせて会話することが“信頼性を勝ち取る”ことになり、スピーチでは重要なポイントになります。プロンプターに書かれたスピーチ原稿を読むことで、自然とアイコンタクトができ、だれでもオバマ大統領なみのスピーチ演出が可能になります。

プロンプターを使ってスピーチを成功させる為には。↓↓↓

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スピーチ原稿の準備(アウトライン・フルテキスト)

フォーマルなシーンでのスピーチの成功、失敗はこの原稿の完成度で80%は左右してしまいます。スピーチ原稿は十分な時間をかけて準備することと、入念なリハーサルを行い余裕を持って望むことが必要です。
スピーチ原稿のフォーマットは、大きく分けて「オープニング」「ボディー(サブパート)」「クロージング」の三つの部分に分けられます。

オープニングは、聴衆との距離を縮め、これから行うスピーチを期待させる大切な部分です。テーマについて興味がわくような話、「聴衆の関心をつかむ」落語でいう枕にあたる部分です。また、スピーチの内容やテーマのロードマップを示すことも大切です。

ボディーは、スピーチのテーマに当たる部分で、メインメッセージを伝えることになります。「一番言いたいポイント」ここがはっきりしていないと「結局何が言いたいのか」聴衆には伝わらない。難しい言葉や人の知らない言葉、専門用語は使わず、20文字程度で言い切れるメッセージが大切です。

例えば、政治家であれば、「国民一人ひとりの所得を倍増してみせます」このメッセージには、強いメッセージ力があります。

この部分がもっとも大切であることはいうまでもありません。「所得を倍増させる」為の理由や提案などが、論理的かつ具体的に説明できるスピーチを用意し、メインメッセージを展開して説得させます。この展開して説明する部分をサブパートといいます。また、メインメッセージを繰り返し印象に残す工夫も必要です。

クロージングはスピーチの締めくくりであり、メインメッセージを聴衆の記憶に焼き付ける役割があります。ここまでスピーチで述べてきたことの「要約」で、箇条書きにまとめ改めて記憶に残してもらうことです。また、具体的なアクションを誘う呼びかけで締めくくることも効果的です。「明日は投票に行こう」というように締めくくります。

さらにレベルアップしたパターンでは、古典的な教訓などの引用を用いてスピーチを締めくくる方法があります。

「ハングリーであれ、愚かであれ。」この言葉は、ジョブズがスタンフォード大学「卒業式祝賀スピーチ」のクロージングで使った言葉です。

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発声(心を込めて話すための練習)

二つ目の「発声」は、思いが伝わる、心が動くスピーチの要素としてもっとも大切なのが、この発声にあると言われます。
声が小さい、もごもご喋るのでは、どんな素晴らしいスピーチ原稿でも感動的なスピーチはできません。大きな声で、声が良くとおる声の持ち主は天性的なスピーカー要素を持ち合わせているわけです。残念ながら、この要素がない人は発声練習などのボイストレーニングが必要になります。日頃から注意して発声していると必ず改善されます。筋トレと同じで日頃の意識と続けることが大切になります。

マイクに頼りすぎず、大きく口を開け普段より意識して大きな声で話す事が大切。声が大きいだけで、説得力が増し、堂々とした感じに見えます。話すスピードは、一言で言うと“早すぎず遅すぎず”ということになります。NHKのアナウンサーと大体同じスピードで話すイメージです。

また、意識的に間(数秒間の沈黙)を入れる事で効果的なスピーチができます。聴衆に質問を問いかけた後に聞き手に考えさせる「間」を意識的に入れる。聴衆がほんの数秒間であっても、その「間」を使って話の内容を理解し、話の理解度が高まります。「間」の長さにも句点や疑問符での間、特に大事な「段落の間」など、文章に適した、間の取り方を自由に使えるように習得する必要があります。

「間」と「強調」はセットになっていて、「強調する単語」の前後、あるいはどちらか一方に間ができます。最終的には実践を通じて効果的に強調を使う感覚をつかむことです。「単語レベル」、「フレーズレベル」で強調する感覚が分かれば、説得力は格段に増します。
原稿が出来上がると、抑揚や間の取り方、強調、話すスピードなど原稿を何度も読み返し、改善を繰り返します。この時、スピーチ原稿を修正する必要がある場合は、「思いが伝わる、心が動くスピーチ」を心がけ原稿を修正するようにします。

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演出(身だしなみ、振る舞い方、会場の雰囲気や照明、マイク)

一般的には、服装やネクタイ、髪型などに注意をはらい、身だしなみは好印象であるかどうか大変重要なことです。スピーチ会場にふさわしい服装は必要不可欠です。
また、外的要素ではありますが、スピーチ会場の雰囲気や照明、マイク、演台の有無。登場のBGMや司会者による紹介内容などの事前チェックも大切です。

耳から入る情報(発声)とともに、目から入る情報はとても大切で、姿勢や表情、ジェスチャーなどの振る舞い方が大きく作用します。「姿勢」は背筋を伸ばし、スタンスを肩幅くらいに保ち、フラフラしないように堂々とした姿勢で立ちます。手や腕の位置などを定めます。

「ボディランゲージ(ジェスチャー)」では、スピーチの内容とマッチした身体の動きが自然に出せるようになると聴衆に熱意が伝わり説得力が増します。さらに話しているときの「表情」も大切な要素の一つです。仏頂面や無表情では良い印象は与えません。口元に少し笑みを浮かべる表情を基本に、満面の笑顔や素の顔も使い分けられるように訓練します。「表情の豊かさ」が聴衆に「共感」や「近親感」を与えます。

最後に、アイコンタクトですが、スピーチの目から入る情報で大切なのが「目線」です。目を背けて話す人を信用できますか?「目は口ほどにものを言う」とはこのことです。「人の目をみて話せ」は基本中の基本です。スピーチでは多くの場合原稿が手元にあるので、原稿を見すぎると「伏目がち」になり話し手の印象が弱く、説得力に欠けることになります。ポイントは、原稿をチラッとみては聴衆をしっかり見て話す。この事を繰り返し、スピーチする技術を身につけることが必要です。

スピーチが上手くなるには、練習と経験を積むしかありません。正しい方法で毎日コツコツ練習することにより、その成果は確実に現れます。ただし、練習といっても、原稿を2度、3度読んだくらいでは何の意味もありません。その練習量はスポーツ選手と同じです。努力は裏切りません。

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<参考文献>

本サイトに掲載した事例はスピーチプロンプターを使ってのノウハウを紹介していますが、下記の書籍等の一部を
引用、または、参考にさせていただき、独自に分析し解説したものです。

もっと詳しくスピーチの勉強をしたいという方は、これら書籍を熟読していただければ幸いです。

■ジョブズのプレゼン技術解説書 
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■プレゼンテーションはスライドからスピーチへ
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